ニコチンを使わない禁煙補助薬品ザイバン

タバコと煙 よく知られているようにタバコの煙には、依存性毒物であるニコチンが含まれています。
タバコによってこのニコチンを摂取続けていると少しずつ脳の構造を変え、依存症の脳になってしまいます。
脳には中脳部にアセチルコリン受容体があり、喫煙によりニコチンを摂取するとこれに結合、快感ホルモン・やる気ホルモンであるドーパミンが放出されます。

本来アセチルコリンという脳内物質が結合するべきところにニコチンがくっつき、役割を乗っ取ってしまっている状態で、ニコチンはタバコを吸ってから10秒もかからず脳に到達しますから、すぐに快感物質のドーパミンが放出され、いつしかタバコの依存性が高まってしまうことになります。
こうして本来人間の身体には存在しないはずのニコチンがドーパミン放出を支配、さらにドーパミンが出た後に分泌されるセロトニンもニコチンの影響を受けてしまうことになります。
結果、喫煙してニコチン摂取をしないとドーパミンやセロトニンが出にくい身体となってしまいます。
この状態がニコチン中毒と呼ばれるものです。

このようなことが頭では理解できていても禁煙することは容易ではありません。
ニコチン摂取による快楽物質放出があることに加え、今度はニコチンが体外に排出される際に不快物質が分泌されますので、ニコチンが切れるとイライラと落ち着かない精神状態になりタバコを吸わずにいられなくなります。
いわゆる離脱状態と呼ばれるものです。

これを克服するため、禁煙法としてニコチンパッチやニコチンガムなどのニコチン置換法が禁煙補助薬として使用されてきました。
煙を出さずニコチンだけを摂取し、徐々に喫煙習慣を改善していくものです。
しかしこの方法だけではニコチンの中毒性から逃れられない人も多く、脳の受容体を根本的に改善する薬の必要性が出てきました。
その中で開発されたもののひとつがザイバンです。

ザイバンは有効成分ブプロピオンが脳の受容体に作用し、ニコチンの代用としてドーパミンを放出、離脱症状によるイライラ感や苦痛を緩和してくれる内服薬です。

ニコチンガムで禁煙に失敗した方におすすめ

商品名ザイバンは禁煙補助薬として現在販売されていますが、元々抗うつ薬としてアメリカで開発されたものです。
脳の受容体に作用することで、ニコチン摂取による中毒性や依存性を緩和してくれ、離脱症状に苦しむことなくタバコから離れることが期待できます。

ザイバンは有効成分ブプロピオンの作用により、ニコチンの離脱症状による苦痛を緩和してくれるとともに、元々抗うつ薬で使用されていましたので、禁煙うつになりにくい点もメリットとなります。
また禁煙ガムや禁煙パッチを使用しても効果が得られなかった場合にも有効な働きを示します。

基本的な飲み方としては、開始最初の3日間は1日1錠(150mg)を朝夕1錠ずつ服用します。
服用時は噛み砕くことなく水や白湯などと一緒に飲みます。服用間隔は最低でも8時間はあけなければいけません。
禁煙を始めたい1週間前から服用を始め、7~12週間の間服用を続けます。
ニコチンパッチやニコチンガムと併用も可能ですが、短期間にニコチンを摂取しすぎると副作用の発症率が高まると言われていますので注意が必要です。
またその他の薬との飲み合わせについても医師の判断を得ながら進めることが大切です。

副作用としては口の中が渇きやすくなる・吐き気をもよおす・頭痛が起こりやすくなる・便秘がちになる・眠りにくくなるといったものがありますが、時間の経過とともに和らぐことが多いようです。
稀に呼吸困難・皮膚表面の発疹などを起こすことがありますので、自覚症状が気になりだしたら早めに医師や医療機関にかかる必要があります。

口コミでも、ザイバンはニコチンを使用していないので服用を止めてもタバコを吸いたいという願望が起きないという報告が多数あります。
依存性もなくストレスなく禁煙ができるという内容もありますので、多くの人に効果が期待できる禁煙補助薬です。